臨床研究管理部について

COVID_202008 当院では、医療・健診・介護の質の向上を目的として、学術研究や学会活動等を行っています。
これに際しては、厚生労働省・文部科学省の発表した「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成27年2月9日付)に従っています。
 また、治験に関しては「GCP基準」に従っています。
当院倫理委員会で承認した研究と治験を当ホームページで紹介しますので、ご参照ください。

◎患者の皆さまへ

治験ってなに?

治験とは、「くすりの候補(化学物質)」を「くすり」として国(厚生労働省)に承認してもらうために行う臨床試験のことです。「くすり」として認めてもらうためには、実際に患者さまに「くすりの候補」を試していただいて、どれくらいの量で治療効果がでるのか、どんな副作用がどれくらい発生するのかなどいろいろ調べなければなりません。調査のための臨床試験は全国規模で行われます。大阪病院もこのような医薬品の開発(治験)に協力し多くの患者さまが治験に参加されています。現在、市販されている医薬品(くすり)も多くの方々の協力と厳しい臨床試験を経て有効性と安全性が確かめられたものです。

治験はどのように行われるのですか?

治験は国が定めた「医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)」に基づいて実施されます。その基本は次のようなことです。

  • 治験は第一に患者さまの安全の確保と倫理を尊重して実施します。
  • 治験は患者さまの自由意思で参加・不参加を決めることができます。
  • 治験は患者さまに十分な説明をして同意を得た後で実施します。
  • 治験は医師、薬剤師、看護師、検査技師、CRC(治験コーディネーター)など適切に実施できる職員のもとで実施します。
  • 治験は外部委員を含む治験審査委員会で安全性や倫理性などを審議します。

現在実施中の治験

現在、当院では以下の治験を実施しており、治験に参加して頂ける方を募集しています。
興味をお持ちになられた方は、お気軽に治験相談室までご連絡ください。

※現在募集中の治験はありません。

◎実施中の臨床研究

 COVID-19 に関するレジストリ研究
 脳卒中を含む循環器疾患登録研究(オプトアウト)
 一般健康診断における新規で汎用性のある動脈硬化指数の有用性の検討(オプトアウト)
 ARNIと利尿薬、NSAIDs、PPI併用時の腎機能低下に及ぼす影響に関する研究(オプトアウト)

◎治験依頼者の方へ

当院では質の高い治験をスムーズに実施するために、院内CRC・スタッフで治験業務を実施しております。

治験依頼前の事前調査やアンケートなども随時受け付けております。

臨床研究管理室までお問い合わせください。

◎各種手順書および様式

[PDF] 臨床研究審査委員会委員指名書
[PDF] 治験実施に係る標準業務手順書(GCPSOP)

※治験に関しては統一書式を使用しております。

※製造販売後調査については、臨床研究管理室にお問い合わせください。

◎委員会について

臨床研究管理委員会 開催日

原則第1月曜日
臨床研究管理委員会に関する内容を公表します【議事録掲載】